2022年11月11日

2022年・第44週(2022.10.31 ~ 2022.11.6)

【定点把握対象疾患】
[水痘]
  気仙沼管内で注意報レベルを継続中です。

~今週のコメント~

【インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症】
 インフルエンザの流行は,例年11月下旬から3月まで続きます。
新型コロナウイルス感染症の発生以降,過去2シーズン国内での流行がみられなかったことからインフルエンザに対する集団免疫が下がっており,今シーズンはインフルエンザ流行のおそれがあります。
 全国ではインフルエンザの患者報告数が5週連続で増加しており,今週県内では仙南,大崎,気仙沼管内から報告がありました。
 また,県内の新型コロナウイルス感染症患者報告数は11月9日に2,709人となりました。
最近の動向を1週間あたりの推移でみると第42週5,155名,第43週6,951名,第
44週12,102名となり,増加傾向が続いています。
 今シーズンは新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行の可能性が高いと言われています。
ともにワクチン接種が予防に有効ですので,本格的なインフルエンザ流行シーズンを迎える前に計画的なワクチン接種を検討しましょう。
また,引き続きマスクの着用や手洗いなど感染予防対策に努めてください。

【RSウイルス感染症】
 県内ではRSウイルス感染症の患者報告数が増加傾向を示しています。
第42週以降,過去5年の同時期と比較して患者報告数が多い状況が継続していますので,今後の動向に注意が必要です。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和04年11月10日更新)