2022年10月07日

2022年・第39 週(2022.9.26 ~ 2022.10.2)

【定点把握対象疾患】
[手足口病]
  仙南,塩釜,大崎,石巻,気仙沼,仙台管内で,警報レベルを継続中です。

~今週のコメント~

【腸管出血性大腸菌感染症】
 県内では,第26週以降,腸管出血性大腸菌感染症の発生が続いています。
第26週以降に確認された患者は55名で,昨年の同期間の1.6倍となっています。
 主な症状は腹痛,下痢ですが,小児や高齢者など抵抗力が落ちている人では溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こし重症化することがあるため注意が必要です。
食品の十分な加熱,手洗いや消毒を適切に実施し,予防対策に努めてください。

【手足口病】
 県内の定点医療機関からの患者報告数は,先週の332名から271名となり3週連続で減少しています。
しかし,仙南管内では先週より増加しており,依然として県内全域で警報レベルを継続しています。
 引き続き今後の動向に注視するとともに,家庭内のほか,学校・保育園等の集団生活での感染に特に注意してください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和04年10月06日更新)