2018年05月25日

平成30年・第20週( 2018.5.14~ 2018.5.20)

【定点把握対象疾患】
[伝染性紅斑]
栗原管内で警報レベルを超えました。

[ A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ]
仙南管内で警報レベルを継続中です。
石巻管内で警報レベルを継続中です。

~今週のコメント~
【感染性胃腸炎】
 5月に入り県内の患者報告数は増加傾向となっています。
県内の小学校等で感染性胃腸炎の集団感染事例が多発しており、患者からノロウイルスをはじめとする各種の胃腸炎を引き起こすウイルスが検出されています。
特に仙台市内では患者報告数が増加しています。
ノロウイルスの感染経路は、ほとんどが手指や食品などを介しての経口感染です。
感染後、24~48時間で嘔吐、吐き気、下痢、発熱などの症状が現れます。ヒト-ヒト感染予防のため、感染者の糞便や吐物の処理には十分注意し、手洗いなどの基本的な感染性胃腸炎予防対策に努めてください。
家族等から乳児への感染例も報告されていますので、患者発生のあった管内では十分注意が必要です。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成30年5月24日更新)