平成30年 第19週～Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎、百日咳〜

平成30年・第19週(2018.5.7～ 2018.5.13)

【定点把握対象疾患】
[Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
仙南管内で警報レベルを継続中です。
石巻管内で警報レベルを超えました。

～今週のコメント～
【百日咳】
百日咳は、けいれん性の咳発作を特徴とする急性気道感染症です。
平成30年1月1日より五類感染症の全数把握疾患となりました。
今週、仙台管内で患者報告があり、今年の患者報告は5人となっています。
患者の咳に含まれる飛沫との接触でうつり、感染力が強いとされます。
乳児では無呼吸、呼吸困難などを引き起こして重症化しやすく、特に注意が必要です。
予防にはワクチン接種が有効とされており、現在は、百日咳ワクチンを含むDPT三種混合あるいはDPT-IPV四種混合ワクチン接種が実施されています。
家族等から乳児への感染例も報告されていますので、患者発生のあった管内では十分注意が必要です。

【宮城県保健環境センター（宮城県結核・感染症情報センター）より参照】
（平成30年5月17日更新)